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YELL 体験型企業研修とは
YELL(エール)とは
YMCA Experiential Learning and Leadership Training Programの略称です。
YMCAが長年培ってきた体験学習、グループワーク、そしてリーダーシップ育成のノウハウを基盤としています。このプログラムでは、国際的に普及している野外教育や体験学習の指導法、安全管理、環境倫理を融合し、業界をリードする人材の育成に取り組んでいます。参加者は、体験活動を通じて新たなスキルを身につけ、リーダーとして成長することを目指します。
YMCAの体験型企業研修
現代のビジネス環境では、効果的なコミュニケーションが成功の鍵を握っていると言われています。優れたコミュニケーションスキルは、迅速な問題解決、チームワークの強化、そして顧客との信頼関係構築に直結します。また、若手社員の離職を防ぐためにも、職場内でのコミュニケーションは極めて重要です。
様々な企業研修プログラムがある中で、参加者が主体的に体験を通じて学ぶ研修は、講義聴講型の研修よりも効果が高いことが知られています。
YMCAの体験型研修では、実践的なアプローチを通じて、社員一人ひとりのコミュニケーション能力の向上を基盤に、対人関係力、リーダーシップ力を高めます。これにより、個々の力を伸ばすとともに、集団としての力を引き出します。
体験型研修プログラムは、屋内または屋外に設置されたいくつかの課題を、グループで解決していくプロセスを通して学んでいくことを目的としてデザインされています。互いに協力して課題を解決していく経験を重ねながら、ビジネスにおける重要な人間的価値を学びます。特に、コラボレーションを通じてチームでの協力の大切さを実感していくことを重視します。
また、チームスピリットを育み、強固な信頼関係を築くことの重要性を理解します。さらに、倫理を守り、道徳的な行動を取ることがビジネス成功に不可欠であることを学びます。そして、コミットメントを持って目標に向かう姿勢を養います。
YMCAの理念である「全人教育(Spirit, Mind, Body)」に基づき、専門の指導者が参加者一人ひとりに寄り添いながら課題解決活動ASEをファシリテートします。ASEは感情(共感力やストレスマネジメントのスキル)、認知(情報の処理や戦略的思考のスキル)、運動(体力とチームスキル)の脳の3つの学習野を同時に刺激し学びを深めます。また、そのバランスと調和を重視した包括的なアプローチを、専門スタッフが行います。これにより、社員一人ひとりがバランスの取れた成長を遂げ、企業全体の成功に貢献することを目指します。
全人的アプローチによる人材育成
社員ひとり一人の多様な側面を総合的に捉え、受講者に寄り添い、経験年数やキャリアステージに応じた社会人基礎力を育むことを目指します。このような学びの場を提供することで、社員は主体的に学び、組織内での自分の役割や貢献をより深く認識でき、組織全体の活力向上にもつながります。
チームビルディング研修(2泊3日)
ねらい
リーダーシップ力を高め、チームで働く力(発信力・傾聴力・柔軟性、状況把握・規律性、ストレスコントロール力)を養成します
内 容
・ASE活動
ASE(Action Socialization Experience)は、行動社会化経験プログラムとも呼ばれ、受講者がグループで課題を解決しながら学ぶ体験型のプログラムです。野外や屋内で、自然や人工の障害物や小道具を用いた課題に挑戦することで、受講者は協力の重要性を理解し、組織の文化や価値観、仕事のルールや慣習、役割や期待に適応する(組織社会化)スキルを磨きます。
・コラボレーションモデル
コラボレーションモデルは、学習者が他者と協力しながら課題に取り組むことで学びを深める手法です。学びが他者との相互作用を通じて促進されるという考え方に基づき、個人では得られない視点や知識をグループでの協働によって引き出し合うことを目指します。課題解決のプロセスでは、チームメンバーと意見を交換し、役割を分担しながら共同で作業を進めるため、コミュニケーション能力やリーダーシップ、問題解決能力が育まれます。
・LOA(リーダーオブザアクティビティ)
LOAは野外活動におけるリーダーシップ育成の手法です。アクティビティ毎に受講者が交代でリーダー役を務め、計画立案、意思決定、チーム管理などを実践します。リーダーはその活動の目標達成を指揮する責任を持ち、他のメンバーと協力しながら課題に取り組みます。これにより、実地経験を通じてリーダーシップスキルや意思疎通能力を磨きます。ふりかえりを通じて他の受講者からの指摘を改善点として学ぶだけでなく、次に担当するリーダーはそれまでのLOAでの気づきや学び、改善点を実践することが求められ、リーダーシップをより磨くことができます。
・フレームワーク学習
フレームワークは、物事を論理的に考えるための枠組みであり、感情に左右されずに結論へ導く構造が特徴です。研修では、受講者が体験を通じて得た気づきを定着化させるために、ビジネスフレームワークを活用し、課題や現状を俯瞰的に捉える力を養います。フレームワークを用いることで、ロジカルシンキングが可能になり、課題解決や目標達成の方向性がブレずに共有されるため、意思決定の迅速化や生産性向上にも貢献します。
・料理コンテスト
課題解決型活動でグループで競い合って食材や調味料を獲得します。手に入れた食材を活かし、創意工夫を凝らしたおいしい料理を時間内につくります。全グループが完成したら他のグループに対してプレゼンテーションを行い、全員で立食パーティーを楽しみます。コミュニケションスキルを深めながら、考え抜く力が試されるとともに、食を通じてグループメンバー相互の関係性を深めます。
・焚き火、セルフヒストリー
焚き火を囲んでリラックスし、マシュマロや飲み物を楽しむ和やかな時間を設けます。その後、「セルフヒストリー」と称し、各参加者が自分の生い立ちや入社動機、これまでのさまざまな体験などを語る自由な時間を用意します。このセルフヒストリーはあくまで自発的で、話すかどうかは本人に委ねられています。自己開示を促し、他者との信頼関係を築くことで、グループ内での一体感や安心感を高め、翌日の活動にも良い影響を与えることを目指しています。
・タイムコントロールプランニング
[野外型][山岳遠征型]未知なトレイルに踏み出し、グループメンバーだけの力でコンパスを使い、地図を読んでゴールを目指します。野外には魅力的で楽しく真剣になる課題があふれています。トレイルを歩き時間内にゴールを目指すには、時間を管理しながら進む計画が不可欠です。コンパスの使い方、地図の読み方を学び、スタートからゴールまでの時間配分を計画します。
・エクスペディション
・ふりかえり
体験型企業研修では、ふりかえりが重要です。その理由は、ふりかえりによって学んだことを振り返り、得た経験を深く理解し、職場で活用できる実践知として定着させるためです。体験そのものから得られる気づきや学びは貴重ですが、ふりかえりを通じて具体的な行動の見直しや改善点を明確にすることで、次の行動に役立つ学びが得られます。また、チーム内でのふりかえりは、他者の視点を取り入れる機会にもなり、共通理解を深め、コミュニケーションや協力意識の向上にもつながります。
・行動規範
グループで行う課題解決型活動を通じて、参加者が自ら体験し学ぶことで、日常業務で求められる行動や態度のガイドラインとなる行動規範を身につけます。この研修により、メンバー同士のコミュニケーション力や協力姿勢が育まれ、業務においても一体感を持った行動が促進されるため、チーム全体の成果向上を実現します。
・アクションプラン作成、発表
ASE活動やフレームワーク学習、ふりかえりを通して得た学びを、実際の職場でどう活用するかを具体化する「アクションプラン」の作成と発表を行います。受講者は、自身の気づきや成長をもとに、業務内で取り組むべき行動や改善策を明確にし、研修後の実行計画を共有します。アクションプランの発表により、学びを現場で活かす意識が高まり、継続的な実行力が養われるため、職場の生産性や組織力の向上につながります。
時間・会場・スケジュール
野外型
大阪YMCA研修施設
宿泊
1日目
阪急六甲駅前集合
タクシーで六甲山YMCAへ
9:30 オープニング、目標設定
10:00 ASE活動(LOA)
12:00 昼食
13:00 ASE活動(LOA)
15:30 料理コンテスト
18:00 夕食
19:30 焚火・セルフヒストリー
20:30 入浴、就寝(テント泊)
2日目
6:30 起床、朝食
8:30 エクスペディション準備
10:30 出発
12:00 昼食
15:00 有馬着、チェックイン
16:00 フレームワーク学習
17:00 ふりかえり
18:00 夕食
19:30 行動指針ディスカッション
20:30 入浴、就寝
3日目
7:00 起床、朝食
9:00 アクションプラン作成
発表
11:00 まとめ、クロージング
12:00 終了
有馬温泉ホテルで解散
無人島型
大阪YMCA研修施設
宿泊
1日目
10:00 徳島駅前集合
送迎バスで海洋センターへ
11:30 オープニング、目標設定
12:30 昼食
13:30 ASE活動(LOA)
18:00 夕食
19:30 焚火・セルフヒストリー
20:30 入浴、就寝(施設泊)
2日目
6:30 起床、朝食
8:30 エクスペディション準備
10:30 出発
11:30 無人島着
12:00 昼食
13:00 ASE活動(LOA)
14:30 生活環境づくり
15:30 料理コンテスト
18:00 夕食
19:30 行動指針ディスカッション
20:30 就寝(無人島テント泊)
3日目
6:00 起床、朝食
8:00 ASE活動(LOA)
生活環境撤収
9:30 無人島出発
10:30 エクスペディション帰着
11:30 昼食
12:30 アクションプラン作成
発表
13:00 まとめ、クロージング
13:30 終了
14:00 送迎バスで徳島駅へ
15:30 徳島駅前着 解散
山岳遠征型
比良山系(高島トレイル)
宿泊
1日目
9:00 比良駅前集合
(JR湖西線)
研修拠点へ移動へ
9:30 オープニング、目標設定
10:00 ASE活動(LOA)
11:00 遠征準備
12:00 昼食
13:00 遠征出発
ASE活動(LOA)
17:30 野営地着
生活環境づくり
18:30 夕食
20:00 焚火・セルフヒストリー
21:00 就寝(テント泊)
2日目
6:30 起床、朝食
8:00 ASE活動(LOA)
10:00 登山出発
ASE活動(LOA)
12:00 山頂着
昼食
13:00 下山
ASE活動(LOA)
15:00 野営地着
ふりかえり
18:00 夕食
19:30 行動指針ディスカッション
20:30 就寝
3日目
6:00 起床、朝食
7:00 生活環境撤収
8:00 下山
ASE活動(LOA)
12:00 研修拠点着
昼食
13:00 アクションプラン作成
発表
15:00 まとめ、クロージング
15:30 終了
16:00 JR比良駅前解散
受講料
指導と安全対策
講師、加盟団体
YMCAの体験型企業研修は、専門の指導者が企画・運営を担当し、安心して参加いただけるよう安全対策を徹底しています。意図的・計画的な体験活動は、体験学習法を用いた冒険プログラムを通じて、参加者が主体的に活動できる環境を整えています。プログラムは研究より効果が実証されており、指導者は万が一の緊急時にも対応できる救急法の資格を取得しています。私たちは、野外教育や冒険教育に関する国内外の団体に加盟し、カンファレンスなどで実践発表を行うなど、指導法や環境倫理、安全に関する知識を常にアップデートしています。また、自然環境の持つ力を活かしつつ、その環境へのインパクトを最小限にする配慮を行い、持続可能な社会にむけて取り組んでいます。単なる遊びやサバイバル、無謀な活動ではありません。専門の装備を用い、心理的安全性を大切にし、身体的安全にも十分配慮した研修を実施しています。
YMCA総合研究所は以下の組織・団体に加盟しています
野外教育の企画運営指導に20年以上携わり、資格認定講師として多くの指導者を養成。信濃毎日新聞社 信州アウトドア研修、株式会社信州アウトドアプロジェクト野外研修、エンカレッジ株式会社野外研修他の企業研修講師として指導。YMCA体験型研修事業考案。YELL研修事業長。
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体験会・オンライン相談会
初めてご参加される企業様に安心していただけるよう、体験会とオンライン相談会を開催いたします。体験会では、実際の研修内容を体験していただき、オンライン相談会では、ご質問や疑問にお答えいたします。ぜひこの機会に、私たちの研修の魅力を体感してください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。日程は新着情報でご確認いただけます。
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